日々の萌えを叫びます。そのとき思ったことをつれづれに 。 過去の記事を整理しました。<091003
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Posted by 睡 (sui)
 
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第3回角川ビーンズ小説大賞作品
ライトノベルスはもともと好きですけれど、特にビーンズ文庫の作品は好みのものが多いです。
毎年、新人の方の作品が発表されるのですが、けっこうアタリが多いので、今年も第3回受賞作の3作品を読んでみました。

せっかくなので少し感想と紹介を書こうと思います。


◆シェオル・レジーナ 魂の捜索人◆
村田 栞
4044510016
あらすじ: 普通の人には見えない人ならざる存在が見える少年シオンは、その力の為に普通の生活を送れず、同じ力を持つ修道女ファティマのもとに弟子入りすることに。彼女の仕事は、魔に囚われたり、行方不明になった魂の捜索する「魂の捜索人」。
過去に大きな謎を持つファティマと、彼女を守るために堕天した元天使のグランディエと共にシオンの新しい生活が始まる・・・


なかなか面白かったです。
しかし続編を買うかどうかは微妙なところ。
山羊頭の堕天使にいとしさを感じました。悪そうに見えてホントはイイヤツなんだね!顔に似合わぬ美しい指とか描写されているので、きっと本当のお顔はたいそうお美しいことでしょう。うっとり(妄想ふくらませすぎです)

ストーリー展開は特に難解というとこもなく、わかりやすいお話でした。どちらかというと3作品の中では比較的低年齢向けではないかと(ビーンズ自体がティーンズ向けなんですけど、その中でも、という意味で)。主人公がうら若き過ぎる10代前半の少年なので、余計にそう感じるのかもしれません。
天使悪魔や神様、アダムやらリリス、そういったものにキュピーン!と来る方にはオススメなお話しです(笑)
しかしながらそういった、今までにも数多く扱われた天使とか旧約聖書などがベースになってるみたいなので、読んでいると彼女の正体も封じられた過去も、そして堕天使の正体とかもなんとなーく予想が付いてしまいます。この予想を(いい意味で)裏切ってくれる展開になればいいのにと思います。
今後よっぽどのインパクトがないとオリジナリティの乏しい作品になっちゃう予感も感じたり。
でも、まだまだ始まったばかりなので今後も楽しみにしています。

*11月に続編が出るみたいです*


◆花に降る千の翼◆
月本 ナシオ
4044511012
あらすじ: 南の美しき島国タリマレイ。第一王女のイルアラは、王族が有するはずの神や精霊と意思を交わす能力を持っていないために、護衛役として鳥の神の息子エンハスと幼い頃いつも一緒に過ごしてきた。
あるとき、大国バラーバルがタリマレイを狙っていると知り、エンハスと共にラバーバル王の元へ乗り込んでゆくが、その計画には精霊もかかわっていて・・・


南国の極彩色の美しい島が鮮やかに描かれていました。
照りつける日差しの温度、色鮮やかな花、美しい珊瑚の海・・・と、読んでいると自然に頭の中に作品の世界が描かれていきます。
世界観がしっかりしていて、ファンタジーですが最初からとっつきやすかったです。
3作品の中では一番好みの作品かもしれません。

どのキャラクターもそれぞれ個性が際立っていて、生き生きとしています。
主人公のイルアラはおてんばで意地っ張りな、けれども責任感のある可愛い少女でしたし、その相棒エンハスもちょっと不器用な感じと、不器用ながらもイルアラを大切に思っているところがほほえましかったです。
個人的にはイルアラの父であるファラーサ王の優しい微笑の下の腹黒さと、エンハスの父である鳥の王ヴァラカンの唯我独尊なくせにファラーサにはめっぽう弱いところが非常に気になります。彼らはどのようにしてその素敵な友愛をはぐくんできたのでしょうか。番外編で書いてくれないかな。

(おそらく出るであろう)続編を楽しみにしています。


◆オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う◆
栗原 ちひろ THORES柴本
4044514011
あらすじ: 700年前に一度滅んで「鳥の神」と「世界の王」によって蘇った世界。
人々が神の存在を忘れるにはいささか早く、そしてただ神のみを信じて生きてゆくことも出来ない、そんな時代の物語。
自分と故郷の人々に突然襲い掛かった病を治すため、伝説の「不死者」を探す青年、カナギ。比類なき美貌をもつ謎の詩人と、自分を狙う暗殺者の美少女。三人が出会い、奇妙な旅が始まる・・・


挿絵がトリニティ・ブラッドのTHORES柴本さんだというだけで、読む前からイメージはトリブラでした(汗)・・・でも、その先入観はあながち間違っていなかったかもしれません。どことなく似ています。うーん、「神様への信仰と、その実、神だけを信じて生きてゆくことの出来ない人間」というのが似ているのでしょうか。
でも、とても面白かったです。たとえば主人公がとっても腕の立つ剣士かつ優秀な薬師という設定なのにかっこよくなりきれないところとかぽややんとしたでも実はでっかい秘密を持った超絶美形とか純粋でけなげな(でも暗殺者な)美少女とか。なかな素敵なキャラがそろっております。そして彼らの生きる世界も魅力的。
女の子向けレーベルにはちょっと珍しい、固めの文体でしたけれど私はけっこうこういう文章は好きです。
この作品が一番、物語としてしっかり構成されている印象を受けました。これも続編が出たら購入予定ですねー。


という感じでした。
次は彩雲国物語のレビューを・・・したいんですけどどうなるでしょうか。(彩雲国あまりに愛しすぎて上手く言葉にできないんです)
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Posted by 睡 (sui)
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[小説]  thema:ライトノベル - genre:小説・文学
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